童謡[もみじ]歌詞の意味は?秋の山と渓流に流れる美しさが心温まる

紅葉

唱歌[もみじ]

 

秋の夕日に照る山もみじ

 

濃いも薄いも数ある中に

松をいろどる楓や蔦は

山のふもとの裾模様

 

谷の流れに散り浮くもみじ

波に揺られて離れて寄って

赤や黄色の色さまざまに

水の上にも織る錦

 

 

文部省唱歌[もみじ]

作詞:高野辰之

作曲:岡野貞一

編曲:中野義見

 

 

美しい歌詞ですね。

 

歌詞を眺めているだけでも、

ふわーっと情景が浮かんでくる。

 

 

「どこのあの場所」

なんて特定は出来ませんけど、

 

目の前なのか、心の中なのか、

山々の綺麗な紅葉や、

水辺で揺れる紅葉が浮かんで

幸せになってきます。

 

 

ずいぶん古い歌ですが、

現在でも古さを感じない名曲ですね!

 

 

子ども達に伝えていきたい、

未来へつなげていきたいと思います。

 

 

緑の山の中の緑の美しさ[もみじ①番]歌詞

 

 

 

見たままを歌ったものである、

と言う人もいます。

 

 

確かに情景を思えば、秋の夕方、夕日が照って、

夕日のオレンジ色にも、もみじがある。

 

赤・黄色・オレンジと、

濃い色、薄い色が、数えきれないくらい、

山を飾っている。

 

 

ただ、紅葉があるだけではなくて、

山の緑の松や、杉を美しく飾っている。

 

まるで着物の裾のようである・・・

でしょうか?

 

 

小学生の女の子に

「この歌を聴いたら、どんな色が見える?」

とたずねてみました。

 

「赤・黄色・オレンジ・緑・青」

でした。

 

 

燃えるような赤や、茶褐色や黄色は

もみじや蔦の色

 

オレンジ色は夕日の色、空の色

 

緑や青は松や常緑樹の色、そして山の色

 

 

ただ、紅葉があるだけではない、

山に、緑の木々の中に紅葉がある。

 

 

緑の中にもみじが映えている。

 

コントラストの美しさを

とらえていると思います。

 

 

立ち位置から言えば、

山の上の方から少しずつ、

すそ野の方へ目を移していった風景ですね^^

 

 

水の上の美しさ[もみじ②番]歌詞

 

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山あいを流れる川に、

もみじがハラハラ落ちて、浮いている。

 

小波に揺られて、離れたり寄ったりして、

赤や黄色のもみじがたくさんの模様を作っている。

 

まるで、水の上に織物の錦を織っているように

流れている。

 

 

山から目を移して谷間に流れる紅葉を

眺めている風景です。

 

 

1番が、遠くから紅葉の山を眺めているのに対して、

2番はもっと近くで、紅葉を見ています。

 

 

紅葉は時期がくると、

落ちて谷間の川に浮かびます。

 

軽いから、ちょっとの間は沈まずに、

流れの中で、赤や黄色の葉が離れたり

寄ったりを繰り返しながら、

さまざまに形を変えます。

 

 

それが、織物の錦のように美しい!

 

もみじは山に在る時だけでなく散っても、

水に浮かんでも美しいですね。

 

 

子どもに歌詞から風景を創造してほしいお母さんへ!

 

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『もみじ』

 

きれいで、なつかしい歌ですね。

 

創造力をかきたてる歌詞で、

紅葉の山の景色が広がっていきます。

 

 

子ども達にもぜひ、

想い浮かべてほしい、創造してほしい歌詞です。

 

 

でも、子どもの創造するものと、

大人が思い浮かべるものは

違うような気がします。

 

 

それは、経験や知識の量です。

 

今まで見てきた実際の風景や、

写真の量の違いからくるのではないでしょうか?

 

 

今回、私も歌詞を見て、

たくさんの紅葉の景色が目前に広がる?

ように感じました。

 

目前か心なのか、定かではないのですが、

毎年見てきた紅葉の積み重ねから感じています。

 

 

積み重ねと言うより、

記憶のストックという表現の方が正しいかも?

 

 

紅葉だけじゃなく、どんな事にも当てはまりますが、

経験値や記憶、様々な知識が

豊かな創造力を生むのだと思います。

 

 

お母さん!

 

子どもさんの創造する力を養うためにも、

山、紅葉、たくさんの美しい景色を

見せてあげてください。

 

 

楽しいこと、不思議なこと、面白いこと、

一緒に遊んで経験させてあげてください。

 

「きれい!」

「えーっおもしろい!」

「変なの」

 

その時々の記憶が子どもさんの

創造する力になっていきます。

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