深刻なエボラ出血熱の拡大経路!その原因や症状とは?

病気

2014年の夏ごろ、西アフリカで発生したエボラ出血熱。

 

 

この流行は、今まで類を見ないほどの勢いで拡大しています。

日本のマスコミの報道では、
あまり取り上げられていませんが、
本当に危険な勢いです。

 

『2014年10月1日から60日間、
人類とエボラ出血熱の勝敗が決まる。
失敗すれば人類は敗北。』

国連は、このような声明まで出しました。

 

今回のエボラ出血熱、ここまで広がってしまった発端は
いったい何なのでしょうか?

 

 

急激な勢いのエボラ出血熱、その発端は?

 

 

 

 

発端となった流行は、2013年の12月。

ギニア南部のある村で感染者が出ました。

 

この始めの感染者は2歳の赤ちゃんで、
1週間ほどで亡くなってしまいました。

その後、母親や姉、祖母などの身内が次々と亡くなり、
同じ村だけでなく、近隣の村にまで拡大。

わずか数ヶ月で、西アフリカ全土にまで広がってしまいました。

 

では、始めに亡くなってしまった赤ちゃんは、
どこでどうやって感染してしまったのか?

 

エボラ出血熱は、ギニア南東部に生息しているウマヅラコウモリという、
現地のコウモリが保有しています。

このコウモリを、食用として誰かが村に持ち帰り、
何らかの原因で、抵抗力が弱い赤ちゃんが感染してしまったのでは?
と推測されています。

 

 

危険なウイルスの拡大経路!

 

 

エボラウイルスは、いちど人に感染してしまうと、
人へも感染してしまいます。

 

ウイルスは、色々な人へ感染すると、
どんどんと変異していきます。

 

そして一番懸念されているのは、
空気感染型への突然変異

空気感染型に変異してしまうと、
もはや手の付け用が無くなってしまいます。

 

エボラウイルスは循環器系のウイルス。

この循環器系ウイルスが、
空気感染型ウイルスに変異することは極めて稀と、
専門家は発表しています。

 

ですが、自然の働きは人間には想像もつかないことが多いもの。

感染者が増えることで、
どのように変異するかは想像が出来ません。

 

国連や専門家が、ウイルス発生地域で、
出来るだけ早期に流行を食い止めようとしている理由は、
この突然変異を恐れているからなんです。

 

 

世界流行の経路、その危険な可能性

 

 

エボラウイルスは、発症するまで約7日間、
潜伏期間があります。

この潜伏期間が恐ろしいんです。

 

例えば、あるビジネスマンが西アフリカにいたとします。

そのビジネスマンが、出張で東アフリカに行き、
空港内のマクドナルドで食事をする際、
咳をしてしまう。

 

アメリカ人旅行者が、東アフリカで飛行機の乗り継ぎ、
そのマクドナルドの席に座って食事をして、
別の国に行ったら、アフリカへの渡航歴は残りません。

すでにエボラウイルスを媒介して、
他の国に持ち込んでしまっているのです。

 

このように、感染経路が読めないことが一番怖い
どこで抑えればいいのかが分かりません。

最終的に、世界中で流行してしまう可能性が高まってしまいます。

 

 

この例えはけして大げさな話ではありません。

出来るだけ西アフリカで流行を阻止するべく、
世界中から出来るだけ支援をするということが求められています。

 

 

エボラ出血熱の症状

 

 

現段階では対策をすることは難しいのですが、
エボラ出血熱の症状をまとめておきます。

日本やアジアでは、まだ発症者が出ていませんが、
もし身近な人で、このような症状の方がいれば、
すぐに対策を取るようにしてください。

 

発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐、胸痛、腹痛、咽頭痛、下痢、紫斑、吐血、下血、意識障害

 

なによりも怖いのは、
死亡率は50~90% という、その致死率の高さです。

日本に上陸してしまったらと思うと・・・

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