私は日頃、茶道などとは、
全く縁の無い生活をしています。
でも先日、テレビを付けたその局で、
偶然に茶道の番組が流れていて。
つい何気なく見ていると、
参加している人達が、みんな扇子を持っている事に
気が付きました。
言葉は交わさないのに、なにか動作をするごとに…、
扇子が使われている事に気が付きました。
どうして茶道に扇子が使われているのか…?
どうして扇子でなくてはいけないんだろうか…?
今日の今日まで、茶道など全く興味など無かったけど、
扇に付いて気になったんで、調べてみる事にしました〜。
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扇子を前に置いてご挨拶をする意味
元々扇子という物は、平安時代には、
風を起こす為にあおぐ役割をする為の物では
ありませんでした。
当時は、挨拶をする時や、贈り物をする時、
また、気持ちを伝えたりする時に使われていたそうです。
この時代の気持ちを伝える為には、
「和歌」 を扇子に書いて、
花一輪添えて贈ってみたりしていたそうです。
たぶん、源氏物語などの書庫や、
歴史物の書庫を読まれる方は、ご存知かと思われます。
この時代の扇子は、武士から見ると
「刀」同然との意味を持つものだったと言われています。
そう言えば、男性が扇子を使われる場合には、
左側の腰元に差されているのを、
見掛けた事がありますね。
茶道に使われる扇子には「茶扇」と言って、
形式が決まっている物を使われています。
この茶扇には、扇子の面側に描かれている絵も
色々と違っています。
また、使い方も色々違っています。
茶扇と同じく、
猿楽や能楽を鑑賞する時の能扇もあります。
室町時代から、茶道の進化によって、
お茶席に使われる様になってきました。
茶道の扇子の使い方
![]( https://ping-jing.com/wp-content/uploads/2015/08/a3b82f376640ec46a86b46ae745bda2d_s.jpg)
茶道の時の使い方は、
「膝の前に扇子を置き挨拶をする」
といった作法があります。
扇子を自分の膝の前に置いて、挨拶をする…、
これこそが、相手を敬い尊敬の気持ちを表す事に
なるんだそうですよ。
ようするに茶道では、
始める前に扇を膝の前に置き、礼をする事で、
「よろしくお願い致します」
「ありがとうございました」
などといった意味を示す事になるんですね。
茶道には必須のかくれ扇子
日本の礼儀の中に、
挨拶を交わす時には、扇を膝の前に置いて挨拶をする、
と言う習慣がありました。
男女で扇子が違う
男性、女性で、扇子のサイズは違います。
男性用はおよそ18cmで、女性用は15cm。
男性から比べると、約3cmくらいは
小さめになるのが一般的です。
扇子が語る日本の歴史
![]( https://ping-jing.com/wp-content/uploads/2015/08/82276dc361999f069a06c35c33a94026_s.jpg)
扇子は、さきほどお話ししたとおり、
平安時代から使い始められた、と言われています。
今では100円均一でも売られている、
非常に身近なものとなりました。
でも、元の価値を知った上で使ってみると、
また違った使い方ができると思いませんか?
少し高級な扇子を、品良く使う。
他の人とは一味違った、品のある大人を目指してみましょう!
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