私のように、最近の若い方には
どんどん馴染みが薄くなってしまっている
お中元という習慣。
ですが、社会に出て働き始めると、
どうしても意識しなければいけません。
その時になって、
「どうしたら良いのかが分からない・・・ 」
なんてわけにはいきません!
という事で今回は、お中元の時期や費用、マナーなどの
基本的な事をまとめてみました。
お中元の期間は?地域での違い
お中元を送る時期、一般的には6月末〜7月15日の間
に贈ることが多いですよね。
実際にスーパーや百貨店などでは、
6月上旬〜7月上旬に、広告を打ち出しています。
ですが実は、地方によって異なるってご存知でしたか?
関東などの東日本の場合
- お中元 ⇒6月下旬~7月15日まで
- 暑中見舞い ⇒7月16日~8月15日まで
- 残暑御見舞 ⇒8月15日~8月23日まで
関西などの西日本の場合
- お中元 ⇒7月上旬~8月15日まで
- 残暑見舞 ⇒8月16~8月23日まで
東京や大阪などの都市部では、
8/15までに贈れば良い、というケースも増えてきています。
ですがやっぱり、間違いが無い一番良い方法としては、
「その土地での風習を調べて贈る。」
ですので、迷ったらちゃんと調べるようにしましょうね!
喪中の場合はどうしたら良い?
喪中の場合、気を使って贈らない方もいらっしゃるようですが、
お中元やお歳暮はお祝い事ではありませんので、
贈る事自体は問題ありません。
ただ、気にされる方もいらっしゃるので、
相手の方の性格や習慣に合わせて、
贈るかどうかを決められた方が良いでしょう。
あなたが気になる場合は、残暑お見舞いとして
8月15日以降に着くように贈れば間違いはありません。
気になる!一般的なお中元の相場とは?
上司や取引先、ご両親など、送り先はたくさんあります。
安月給の身としては、
出来るだけ費用を抑えたいのが本音ですよね・・・。
お中元の一般的な相場としては、
3000円~5000円。
安くもなく高くもなく、
それなりに充実したお中元を選ぶ事が出来ます。
あとは、どれだけお世話になっているか?
という、気持ちの部分で変化させても良いですよ。
嫌いな上司だと、2000円少しにするとか(笑)
何を贈る?喜ばれる物と注意した方が良い物とは?
昔からの習慣では、「そうめん」、「野菜」、「くだもの」など
食べ物が中心となっています。
ですので、食べ物を中心に考えれば、外す事はないでしょう。
子供がいる家庭では、カルピスセットやジュースの詰め合わせがお勧め。
定番ですが、お子さんに喜んでもらえますよ。
私も子供の頃、嬉しかったです。
階段下の物置に隠してあるジュースを盗み飲みして
玄関に正座させられた記憶が・・・ ^^;
上司が年配の方であれば、ビールなどのお酒セットも定番ですが、
お相手の健康に注意してあげて下さい。
会社では隠していたとしても、
実はお医者さんから止められているなんて場合もあります。
注意した方が良い、出来るだけ避けた方が良いお中元は
傷みやすい、日持ちのしない食べ物です。
夕張メロンは定番なので、贈られる方は多いんですけど。
日持ちがしないですし、色々な人から贈られてしまって
相手の方が食べ切れない可能性もあります。
お中元を贈る時の気遣いや注意点!
平日の昼は、お相手の方が家にいない事があります。
その場合は受け取る事が出来ないので
土日配達を指定したり・・・
そのような気遣いは大切です。
お中元の意味って何なの?
学生時代は縁がなかったお中元。
あったとすれば、両親が貰った物を食べるだけ(笑)
ですが、いつまでもそういうわけにはいきません。
いつからお中元を始めるか?
働き始めてすぐが良いですね。
一人前の立派な社会人になったと、
ご両親も喜ばれると思いますよ。
もし、仕事が忙しくてそれどころじゃなく、
タイミングを逃してしまった方(私のように・・・)
であれば、結婚を機に始めてみるのも良いかもしれません。
お中元、もとは中国の星祭りの一つ。
旧暦で、1/15を上元、7/15を中元、10/15を下元、
この三つをあわせて三元と言います。
7月15日は贖罪の意味として
一日中、庭で火を焚くという行事。
日本に伝わると、お盆の習慣と結びついて
先祖の嶺を慰め、
生きている両親や親族を敬うという習慣に変化しました。
始めは、家を離れた子供たちが、
両親に感謝の気持ちを込めて贈り物をするという風習。
ここから少しずつ、
親族やお世話になった人達に贈り物をする
という習慣に変化していきました。
日本では最近、特に若い人達のあいだでは
お中元やお歳暮などの習慣が薄れてきています。
インターネットアンケートなどでは、
お中元やお歳暮といった習慣はデメリット
と感じている人も多いという結果も出ています。
ですが、私は思います。
昔ながらのこのような習慣や行事も、大切な日本文化。
季節ごとの挨拶を大切にする事は、人を大切にする事でもあります。
このような習慣を大切にする事が、
世界に認められている日本人の品位でもあると思います。
面倒だと思わずに大切にしてみませんか?
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