ここ数年、
花粉やPM2.5が激しいからでしょうか?
「最近、コンタクトレンズをつけると痛む! 」
なんて、苦しんでませんか?
- 真っ赤になって困っている・・・
- 何かの病気かもしれない・・・
と、不安な思いされている方のために
今回しっかりと調べてみました。
コンタクトの充血や痛み!考えられる病気とは?
まず、コンタクトレンズのタイプ別装用者
の割合です。
2010年 データ(矢野経済研究所調べ)
- ワンデー 32.8%
- 2ウィーク 32.9%
- 1週間連続装用 0.1%
- 1カ月・ 3カ月交換 6.1%
- ハードレンズ 30.7%
- 従来型ソフトレンズ (一定期間使い続けるタイプ) 7.3%
使い捨ての装用者が65%強と、
かなりの割合をしめています。
またハードレンズは、乾燥にしにくいとか、
鮮明な視力が出るといった点から、
ゆるぎないファンが30%強もいるようです。
使用者の増加、試用期間の長期化に伴い、
様々な眼病が増えていることも事実です。
多くの眼病は、
コンタクトレンズの汚れや、タンパク質の付着、
ようするに、コンタクトの手入れ不足が
ほとんどの原因になっています。
主な病気と、障害の症状を列挙してみます。
◇巨大乳頭結膜炎
目がかゆい、充血やゴロゴロする、
などの症状と共に、
まぶたの裏側の結膜に白色のブツブツができます。
コンタクト使用者は、
装用時にレンズのズレを感じるようになり、
視界がボケてきます。
◇結膜血管新生(別名:角膜パンヌス)
特にソフトコンタクトレンズを
使っている人に多い、と言われる眼障害。
中央の虹彩や、黒目の上に向かって
新しく血管が伸びていく症状が見られます。
痛みや視界不良などの自覚症状が
ほとんど見られず、気付きづらい眼障害です。
◇角膜内皮障害
初期自覚症状は特になし。
痛みや違和感もほとんど無い。
ひどい場合にのみ角膜が白く濁り、むくんで痛む。
角膜の表面から
- 角膜上皮
- 角膜実質
- 内皮の細胞
が減少し、やがては視力が著しく減退する、
悪くすると失明してしまう、という眼障害です。
◇アカントアメーバ―角膜炎
発症初期では涙が出る、目やにがひどくなる、
などの症状しか見られません。
症状はじわじわ進み、徐々に痛みが激しくなり、
視界不良も悪化します。
ひどくなると、角膜を溶解させて
失明に至る危険性すらあります。
角膜の眼病の中でも、
非常に危険性が高いと言えます。
痛みがで始めた時の応急処置や対処法とは?
失明の危険性のある、恐ろしい眼病も
いくつかありました。
これらの症状に該当せず、
痛みや充血がおこるのは、
- 眼精疲労、
- ドライアイ
- 紫外線の刺激
により痛む場合や、
アイメイクの成分がレンズに付着し
傷つける場合、などが考えられます。
忙しくて眼科に行けない時は、
目薬を使ってみましょう。
症状によって必要な成分が変わりますので、
薬剤師さんに相談して購入することをお薦めします。
冷やしてみるという方法もあります。
痛みがひどい場合は、冷やしたタオルを当てて
冷湿布をしてみてください。
徹夜でパソコンを使ったなど、
明らかに眼が疲れて充血している場合は、
逆に温湿布がお薦めです。
40度位に温めたタオルを
10分程度眼に当ててみてください。
血行が良くなり、
酸素欠乏が緩和されると思います。
でも、いずれも急場の対処方法ですので、
早めに眼科受診をおすすめします。
冒頭でもお話ししましたが、やはり長時間連続使用や、
汚れたままのレンズの長時間装用が
眼病の原因のトップです。
大切な自分の眼は、自分で守りたいですね。
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