突然ですが、お祭りへは行ったことがありますか?
ほとんどの人は、行った事があるでしょう。
町内会のお祭りで、お神輿を担いだり。
山車を引っ張ったり。
わたしも子供の頃には、
積極的に参加していた記憶があります。
ヨーヨー救いが好きで、家で練習して行った記憶も ^^;
住んでいる地域にもよると思いますけど、
お祭りといえば夏!
というイメージを、私は持っています。
最近は夏になれば、各テレビ局やアーティスト同士の夏祭りが
よく取り上げられていますよね?
ただ私は、
昔からある伝統的なお祭りには
あまり行ったことがありません。
伝統的というと、祇園祭や阿波踊り。
私の地元の大阪だと、岸和田のだんじり祭りも
伝統的なお祭りですね。
今回は、ねぶた祭りを取り上げてみます。
名前だけ聞いたことがあったのですが、
「ねぶたってなんだろう」
と、小さなころからの疑問でした ^^;
ねぶた祭りの「ねぶた」の意味
まず、ねぶたってどんな意味があるのでしょう?
豚が寝てる様子が、頭に浮かんでいる人もいるはず ^^;
ねぶたは、東北地方でも
とりわけ青森県内の各地で行われる夏祭りの一種。
『ねぶた』という名称が正解だと思っていましたが、
実は『ねぶた』と呼ぶのは、青森市や青森市周辺と下北(半島)だけ。
弘前市を中心とした津軽地方の場合だと、
『ねぷた』と呼ばれています。
そして実は漢字表記もあるんです。
『佞武多』 や 『禰ふた』 など、他にもいくつかあるようです。
「ねぶた」「ねぷた」の謂れ(いわれ)は、
- 眠(ねぶ)たし
- 合歓木(ねむのき、ねぶたのき、ねぶた)
- 七夕(たなばた)
- 荷札(にふだ)
や、
「眠り流し」→「ねむた流し」→「ねむた」→「ねぷた(ねぶた)」
など、様々な由来があります。
「眠り流し」 とは、
農作業の激しい夏の時期に襲ってくる睡魔を追い払い、
厄災・邪悪を水に流して村の外に送り出す行事のひとつ。
豚はまったく関係ありませんでしたね(笑)
ねぶた祭りの由来とは?
ねぶた祭りは、青森県内だけでも約30市町村で行われています。
今回は、ねぶた祭りで検索すると、最初のほうに出てくる、
「青森県青森市の青森ねぶた祭り」
の起源を取り上げます。
起源に関しても、謂れがいくつか存在します。
奈良時代(710~794年)に中国から伝わった「七夕祭」と、
古来から津軽にあった習俗と、
精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、
紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、
それが変化して、人形や扇ねぶたになったということで、
現在は落ち着いています。
以前は、のちに征夷大将軍となる坂上田村麻呂が
陸奥国(現在の宮城県の中南部、山形県の内陸部、福島県のほぼ全域)の
蝦夷征討(えみしせいとう)、
三十八年戦争・第3期774~811年頃)の戦場において、
敵を油断させておびき寄せるために!
大燈籠・笛・太鼓ではやし立てたことが
由来としていたこともあるようです。
年中行事となったのは、1593年、
京都にて秀吉候の午前で、津軽為信「津軽の大灯籠」を紹介以降。
1716~1735年の享保年間の頃には、
油川町付近で、弘前のねぷた祭りを真似て
灯籠を持ち歩きながら踊った記録があるようです。
現在は、
- ヤーレ、ヤーレ、ヤーレヤ
- ラッセ、ラッセ
- ラッセラー
- ヤーヤドー
- ヤーレ、ヤーレヤ
等の掛け声とともに、
武者等を模った人型や
武者絵の描かれた扇型の山車燈籠を引いて
街を練り歩きます。
ねぶた祭りの主なスケジュール
青森ねぶた祭りは、
曜日に関わらず毎年8月2日から7日まで行われており、
8月1日に前夜祭も行われています。
会場は、JR青森駅を出てすぐの新町通りと
国道4号線の間の区間で開催されます。
主なスケジュールは、
- 8月1日の夜から開催される前夜祭
- 2日と3日の夜に行われる子どもねぶた、大型ねぶたの運行
- 4日から6日の夜には大型ねぶたの運行
となっています。
6日には、対象をはじめ各賞の発表があります。
7日は、大型ねぶたの運行をはじめ
フィナーレにふさわしい花火とともに
ねぶたの海上運行が行われます。
また、ハネトという衣装を着ると、お祭りに参加できます。
衣装をレンタルから着付けしてくれるお店もあるようですから、
是非公式サイトを検索してみてください。
まとめ
今は、東京から新幹線もあるので、
気軽に手軽に観光に行くことが出来ます。
JR青森駅から近いのであれば、夏休みを利用して
泊りがけで行くのもよいかもしれませんね。
冒頭にも書きましたが、
お祭りというと、どうしても夏をイメージしてしまいますが、
よく考えたら、冬にも雪まつり等ありましたね。
近いうちに、また調べてみたいと思います。
コメント