ようやく言葉を話し始めたような、
小さいお子さんの場合。
何か身体にトラブルを抱えていたとしても、
なかなか自分から伝えることは難しいですよね・・・。
早産や、出産時のトラブルなどで、
定期的に医師のフォローを受けている、
という事でもない限り、
風邪や予防接種で小児科に行く、
という程度なのではないでしょうか。
でも!
早期発見できるからこそ、
成長後の生活に与える影響を、少なく出来る!
という疾患は沢山あります。
そのためにあるのが、
母子手帳に記載のある「〇歳児(〇カ月)健診」
です。
視力・聴力・消化器官・社会性などの、
知的発達・運動面などの身体的発達に関する項目が、
各月齢に設けられています。
保護者の主観的申告と、医師・保健師による客観的診察により、
子どもの発達が順調であるかを診ているんです。
そこでもし、「乱視の可能性」を指摘されたら?
これから先の長い人生、生活にかかる負担などを考えると、
不安でいっぱいになってしまいますよね・・・
今回は、赤ちゃんの乱視の原因について、
お話してみたいと思います。
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子どもの目の発達や見え方
生れたばかりの赤ちゃんの視力は、
明暗が判別できる程度。
ぼんやりと見えるな〜・・・
というレベルなんだそうです。
生後、3〜4ヵ月頃から、
少しずつ焦点が合うようになって、
1歳までに急速に成長。
そして、3歳になる頃には、1.0ほどの視力になります。
ただ実際には、お子さんがどの程度見えているか?
というのは、正確には分かりませんよね。
私にも、姪っ子がいますが、
「見える」、「見えない」をはっきりと主張されたのは、
小学校に入ってから。
「黒板の字が見えない〜・・・」
となってからでした。
ここまで成長すれば、会話も表現も、
ある程度しっかりしてきます。
「黒板の字」という第三者(=母親)から見ても、
明確な基準がありますから、納得がいきます。
では、言葉の発達すらままならない、
2〜3歳頃の子どもの場合はどうでしょう?
多くのお子さんは、まだ集団生活を始める前。
家庭での生活が中心となる頃ですよね。
例えばテレビを見るにしても、
のめり込んでしまって、近づいているのか?
見えにくいから近づくのか?
大人のように、字幕を読むわけでもないでしょうから、
客観的には判断し難い点だなと思います。
それだけに、乳幼児健診でのチェック項目や、
日常的な行動を観察していくことが、
非常に大切になるんですよね。
乱視だとわかったら?その原因は?
では、実際に乱視だとの診断は、
どのように行われるのでしょうか?
園児向けの視力検査の様子が、
ユーチューブの動画で紹介されていました。
少し長めの動画ですが、
先に紹介した視力の発達についても紹介されているので、
非常に参考になります。
姪っ子が通っていた幼稚園では、
年中さん(満5歳に達する年度)に、
園と家庭で視力検査を行っていました。
この動画ほど詳しい検査ではなく、
「C」の向きを4つほど判定してもらう、
という簡易的なものです。
検査の結果と、日常生活に関する問診により、
そこで何か気にある項目があると二次検査へ。
ここでも詳しい検査が必要と判断されると、
眼科の受診を促されます。
未就園のお子さんの場合、乳幼児健診の問診の結果で、
眼科の受診を促されることになるかと思います。
眼科を受診の結果、乱視と診断された場合、
眼鏡を用いた治療を行うこととなるでしょう。
両目ではなく、左右の視力に差がある場合は、
「アイパッチ」という、
良い方の目を覆うという対処がされることもあります。
良い方の目を使わず、悪い方の目を使おうとすることで、
視力が低い目の、見る力を伸ばしていく、
という目的のためです。
そしてその結果、視力の発達が得られると、
裸眼での生活もできるようになるそうですよ。
乱視の原因は先天性・後天性とあります。
元々の眼球の形に影響があり、
屈折異常を起こしてしまうというのが先天性です。
この点では、遺伝もあると言えるのかもしれません。
後天性のものとしては、
見え難くなった状態のまま、物を見ようと目を細めることで、
目に必要以上の圧力をかけてしまった結果、
というものがあります。
また、逆さまつげが影響している、
という説もあるようです。
いずれにしても、
乱視の状態を放っておくのは、良い事とは言えません。
視力の発達段階にあるうちに対処してあげないと、
将来的に弱視となってしまいます。
眼鏡を使っても、矯正視力すら十分に得られない、
という状況になりかねません。
まとめ
視力検査でも、集中力が切れると、
正しい結果が得られないことがあります。
予約ができたり、小児の扱いになれた検査技師のいる病院を
探してみるのも良いかもしれませんね。
ネット社会の現代、
様々な情報に翻弄されてしまいがち。
ですが、診断を悲観的に捉えず、
愛する我が子のために適切な対応をしてあげましょう!
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