確定申告。
聞いた事がある人も、多いかもしれません。
というよりも、社会人であれば、
聞いた事が無ければヤバいです(笑)
でも、その内容を詳しく知っている人は
少ないのではないでしょうか?
特に、会社員で働いてきた場合。
税金関係の事は全て、会社の経理がやってくれています。
会社員である事は、他の事に目を向けないでも良いので、
働きやすい環境が整えられています。
というのは建前の話。
実際には、
「会社員からは確実に税金を徴収しておこう」
という、日本の税金徴収システムです。
自分が納めている税金のこと。
少しでも知っておくことは大切。
派遣であれば、自分で納税しなければいけない事もあります。
この機会に、少しでも知っておきませんか?
納税のことを知っておこう
わたしたち一般人に一番身近な税金と言えば、
増税も行われたばかりの消費税ですね。
ですが実はもう一つ、
身近な税金があります。
それは、所得税。
所得税とはその名の通り、
収入に応じて支払っている税金のこと。
会社員であれば、毎月の給料から天引きされているはずです。
派遣スタッフでも、大手の派遣会社であれば、
派遣会社がやってくれていることもあるかと思います。
自分がいくら支払っているのか?
知っておくことも大切です。
一度でいいので、来月の給与明細を見てみて下さい。
想像しているよりも高い金額を納税している事に、
気が付くはずですよ〜
話がそれたので、元に戻します。
会社はあなたの給料から、所得税を天引きし、
そのお金を国に納税しています。
この、「あなたの代わりに納税をしている事」を、
源泉徴収と言います。
源泉徴収は実は、概算の金額で徴収されています。
あなたの収入を多めに予想して、
徴収、納税されてるんです。
そして年末に、実際の一年間の収入を計算し、
本来納める所得税と、多めに納めた所得税の差額を精算する。
これが、会社員で言われている年末調整、
確定申告の事です。
税金が返ってくる仕組み
所得税の考え方ですが、
単純に、所得×税率 ではありません。
あなたは、生命保険などは入っていますよね?
ということは、保険などの控除される金額も、
差し引かなければいけません。
(所得—控除額(保険など))×税率=所得税
簡単にすると、こうなります。
会社員だとほとんどの場合、
11月に緑色の紙が配られるはず。
その紙に、必要事項を記入して、
生命保険会社などから送られてくる書類を貼り付けて提出。
これをしていれば、自分で確定申告をする必要はありません。
転職をしたり、登録している派遣会社を変更したりした場合は?
前の会社から、源泉徴収票をもらうようにしましょう
その源泉徴収表を、新しい転職先や登録先に提出すれば、
一緒に手続きをしてくれます。
ちなみに、控除される代表的な費用はこちら。
- 社会保険
- 生命保険
- 損害保険
- 扶養家族がいる場合、一定額
- などなど。
漏れなく申告しよう
会社が、社員に変わって確定申告をしてくれているのは、
会社が支払っている金額に対してのみ。
という事は、会社が把握していないお金に関しては、
自分でしなければいけません。
代表的なところで言うと、
ネットビジネスなどの副業や、
株やFXなどでの副収入。
これらは、年間20万円を超える利益があれば、
確定申告をしなければいけません。
もし申告漏れをしてしまうと、
あとで追徴課税として、
たくさん税金を取られてしまいます。
ちなみに、ここで言う利益とは、
副業にかかった経費を差し引いた金額の事です。
あと、あまり知られていないのは、通院などの治療費。
これは、控除の対象となります。
診察料や処方箋費用、薬代、病院までの交通費など。
治療にかかった全ての費用が、
年間10万円(もしくは所得の5%)を超えると、
医療費控除を受ける事が出来ます。
他には寄付も、控除を受けられる事があります。
もし疑問があれば、税務署に電話してみて下さい。
優しく詳しく、教えて貰えますよ。
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