いまさら聞けない十五夜のお供え物!すすきの重要な意味とは?

秋のイベント

お月見の絵でも写真でも。

 

月やお団子とともに、

必ずと言っていいほど、すすきは一緒になっています。

 

 

もう、月見すすきと言ってもいいほどの存在感! ^^;

 

 

近所の土手に生えていそうですが、

でもなぜか、母はお花屋さんで、

他の花と一緒に買ってきます。

 

 

お月見にすすきを飾る意味は、

きっとあるはず!

 

と思ったので、理由を調べてみましたよ〜。

 

 

 

いまさら聞けない!お月見とは?

 

 

お月見は、旧暦の8月15日、

一年で最も美しいとされる「中秋の名月」を観賞する行事です。

 

この日の月は、別名で「十五夜」とも呼ばれます。

 

 

元々は上流階級の間で、宴を催して、月を愛でる、という風習でした。

 

やがて、作物の収穫祭と結びつき、豊かな実りの象徴として十五夜を観賞し、

お供えものをして感謝や祈りを捧げる、というように、

広く一般にも広がりました。

 

 

日本では、十五夜についで美しいとされる旧暦9月13日の、

十三夜のお月見も大切にされています。

 

十五夜、もしくは十三夜、

どちらか一方しか見ないことを片見月と呼び、

非常に縁起が悪い事とされていました。

 

 

また、旧暦10月10日に十日夜(とおかんや)を行う地域があり、

稲刈りが終わって田の神様が山に帰る日とされています。

 

 

一般的には、稲の収穫を感謝し、

翌年の豊穣を祈って田の神にお餅やぼたもちを献上したり、

 

稲の茎を束ねた「わらづと 」や「わら鉄砲」で、

地面を叩きながら唱えごとをする行事です。

 

 

今年2015年の十五夜は、9月27日、

十三夜は10月25日、

十日夜に関しては、お月見がメインではないため、

新暦の11月10日と決まった日付に行っているそうです。

 

 

行事が書かれているカレンダーには、

9月27日のところに十五夜と書いてありました。

 

今年は忘れずに夜空を見上げて

豊作に感謝、日々の食事に感謝しようかな〜と思っています。

 

 

お月見のお供え物の意味とは?

 


月を眺めるウサギ達
 

お月見のお供えものは、

月見団子やすすき、収穫した野菜や果物です。

 

十五夜では、これからの収穫を祈る。

十三夜では、その年の収穫に感謝!

 

そして、月見を楽しむために、

お米の粉で団子を作り、その団子を供えたのが月見団子の始まり、

と言われています。

 

 

お月見には、収穫に感謝して、

その時期に採れた野菜や果物をお供えしますが、

 

十五夜は別名で、芋名月とも呼ばれており、

色々な芋の収穫を祝う行事。

 

そのため、里芋やさつまいもなどをお供えします。

 

 

そして十三夜は、「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれ、

栗や枝豆をお供えします。

 

果物では、葡萄のようなツルのものをお供えすると、

お月さまとのつながりが強くなると言われています。

 

 

そういえば、この時期に幼稚園や小学校低学年の遠足で、

芋掘りに行った記憶があります。

 

埼玉が地元なのですが、川越市はさつまいもの産地のうちの一つでもあるので、

芋掘り遠足は定番だと思っていましたが、

機会があったら、遠足の定番も調べてみようかな〜 ^^

 

 

すすきはどうして飾るの?

 


スーパームーンとすすき
 

そして本題のすすきのお話。

 

 

すすきは、イネ科ススキ属の植物で、

野生に生息する一般的な多年草。

 

全国に分布していて、日当たりのよい山野に生息しています。

 

 

実家には、近所に荒川の土手がありますが、

探せばきっとあるでしょうね〜。

 

 

通常高さは1~2mですが、温かい沖縄などでは常緑になり、

5mにまで達するんだそうです。

 

普段、すでに切ってある状態でしか見ないので

2mも驚きですが、5mはすごいですよね!

 

 

秋には、茎の先端に花穂をつけ、

その種子には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなります。

 

また、秋の七草のうちの一つにもなっています。

 

秋の七草

  • 萩の花(ハギ)
  • 尾花(オバナ:ススキ)
  • 葛花(クズ)
  • 撫子の花(ナデシコ)
  • 女郎花(オミナエシ)
  • 藤袴(フジバカマ)
  • 朝貌(アサガオ:キキョウ)

 

 

お月見の日に、なぜすすきをお供えするのかというと、

作物や子孫の繁栄を見守ってくださる神様の「依り代(よりしろ)」

と考えられているから。

 

依り代とは、神霊が寄りつくものという意味があります。

 

 

本来は、稲穂をお供えしたいところなのですが、

稲刈り前にあたるため、

稲穂に似たすすきをお供えするようになったのだそうです。

 

 

また、切り口が鋭いことから、

魔よけの力があるとされ、

お月見で供えたすすきを軒先に吊るしておくと、

一年間病気をしないという言い伝えもあるのだそうです。

 

 

すすきには、そんな力があったんですね〜!

まったく知りませんでしたっ!

 

 

今までは、あまり・・・というか、まったく気にも留めていませんでしたが、

今年どこかですすきを見かけたら、十五夜のことを思い出してみます(笑)

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