結婚披露宴でお世話になった方には、
結婚式の当日に、御車代等でお礼をしていると思います。
ただ、後日改めてお礼の言葉を言うか言わないかで、
相手の人の、あなたに対する印象は大きく変わります。
これは、大人としてのマナーの一つ。
ちゃ〜んと、お礼をしなければっ!
今回は、感謝の気持ちを言葉で伝える時の
マナーや方法について、調べてみました。
披露宴後の挨拶
主賓や、乾杯の挨拶をしてくださった方には、
日を改めて、二人で挨拶に伺うことが、最も丁寧なお礼の仕方。
挨拶に伺う時は、何か用意されたほうが良いと思いますが、
新婚旅行の後で挨拶に行かれるのであれば、
その時のお土産を持って行かれると良いでしょう。
会社の上司である場合には、
結婚後に最初に顔を合わせた時に挨拶すれば良いと思います。
結婚披露宴後、すぐにご挨拶に伺いたいところですが、
先方の都合や先方に時間を取らせない意味でも、
先にお礼状を渡しておくのがマナーですね。
スピーチを引き受けてくれた友人には、
まずは電話で、お礼の言葉を伝えます。
その時に、
「家族や親戚にも好評だったよ」
など、出席者からの感想も伝えると、
上手く行ったかなと喜んでもらえるでしょう。
お礼状のマナーは?
お礼状は本来、できるだけその日のうちか、
遅くとも2~3日中には書いた方が良い。
結婚式当日は、かなり慌ただしいと思いますので、
なるべく早く時間を作って書くようにしましょう。
遅れてしまった場合は、
お詫びの言葉を添えるとよいと思います。
お礼状の形式は、慶弔(けいちょう)に関するお礼状や、
目上の方や、お世話になった方へのお礼状には
封書が良いとされています。
用意する便箋の色は、白無地。
また便箋には、罫線が引いてあることがありますが、
職場の上司など、目上のかたへのお礼状であれば縦書きで、
罫線なしか、縦罫線の便箋を選びます。
封筒に関しても、白無地のものを使用します。
筆記用具は、毛筆や万年筆、インクペンを使うようにしましょう。
ボールペンは、事務処理的な印象や万年筆などに比べて
軽いタッチになってしまいます。
ですので、なるべく使わないようにします。
もしも、自分の書く字に自信が持てなければ、
パソコンを使っても構いません。
が、サインは必ず直筆で!
基本は、すべて手書きです。
それから、便箋の枚数に関しては、1枚で書き終わっても、
もう1枚白紙の便箋を重ねて2枚にする、という謂れがあります。
その理由は、
- 便箋1枚は、縁起が悪いとされる手紙が1枚きりであること
(三行半や果たし状など) - 昔は短文の手紙は失礼にあたるとされており、
本当はもっと書きたい気持ちを表すため
など、他にもいくつか理由があります。
同じように、封筒にも一重と二重の封筒があります。
ご年配の方や、伝統を重んじる方へのお礼状は、
2枚にしたほうが無難でしょうね。
礼状に書く内容や例文は?
ネット上には様々な例文がありますが、
基本を押さえて、自分の言葉で感謝の気持ちを綴りましょう。
時候の挨拶
「拝啓(時候や季節の挨拶)○○様におかれましては
お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます」
お名前を入れることで、その方への思いを込められます。
出席してくださったお礼と、祝辞やスピーチをいただいたお礼
「先日はご多忙中の中、私どもの結婚披露宴にご臨席いただき、
誠にありがとうございました」
「貴重なお言葉と格別のお心遣いを
いただきまして、誠にありがとうございました」
など。
感謝の気持ちのほかに、
素敵なスピーチをいただいて嬉しい気持ちも
入れるとよ良いと思います。
祝辞やスピーチの感想
○○の言葉に共感したとか、家族が感激していた様子など
例文ではない、自分の気持ちを書きます。
近況やこれからの抱負
「ご祝辞の○○というお言葉を胸に刻み、
○○のような家庭を作っていきたい」
というような、実際にいただいた祝辞の言葉を入れると
より気持ちが伝わると思います。
時間が経っている場合には、
「新婚旅行から帰ってきて、いつから新生活をスタートさせた」
というような近況をお知らせしても良いでしょう。
今後のお付き合いやご指導をお願いする言葉
「今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます」
「今後とも末長いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。」
など。
結びの言葉
「時節柄、健康に留意して穏やかにお過ごしください」
など、相手の健康を気遣う言葉を入れましょう。
- 「拝啓」の結びは「敬具」
- 「謹啓」の結びは「敬白」
「拝啓」は字下げは必要ありませんが、
その他の文章の書き始めは、一字下げて書いてください。
署名は、二人の連名にします。
まとめ
お礼状を書く前には、
一度、下書きをしてからをおススメします。
パソコンや携帯電話を頻繁に使うようになってからは、
何を書いたらよいのか迷った時に、
すぐ調べることができるようになりました。
でも、漢字の変換機能にすっかり頼ってしまい、
「読むことは出来るけど、書けなくなった」
っていう漢字が多くなってしまいましたよね。
こんな漢字も書けないんだ〜と、
自分でもびっくりすることも増えてきました ^^;
だからこそ、
手書きだと温かみを感じられるようにもなりましたよね。
アフターフォローで手書きのお礼状。
大切なマナーですよ〜!
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