今の時代、当人同士が結婚を決めるのが当たり前。
とは言っても、ご両親への挨拶は欠かせませんね。
形式張らない「自然体」で通すのもいいのですが、
やはりそこには最低限のマナー、一般常識、
というものがあります。
挨拶するために、ご両親の実家を訪ねる際、
手土産はどんなものを持参すればいいのか?
「のし」はつけるべきなのか…?
そこには古来、日本人が身につけてきた、
「真心を込める」
という生活習慣が息づいています。
現代人も、その一部を引き継いでいます。
結婚相手のご両親に対して、失礼にならない程度の
基本的なマナーを、今回はお話ししましょう!
心のこもった品物選びを!
結婚の挨拶をするような場合の手土産は、
一般的には、お菓子やお茶などを選ぶことが多いです。
もちろん、事前に結婚相手の彼女から
「ご両親は何が好きなの?」
とリサーチをしておくことは必須でしょう。
常識の範囲内の品物なら、そうした物を迷わず選ぶべきですね。
※お菓子は和菓子、洋菓子どちらでもOK!
私は慶事を含め、
「気持ちのこもった贈り物を選びたい」
と考えることが多いです。
そういう時には、お菓子などはなるべく、
「高級品」や「全国的なもの」よりは、
地元のもので、品質が良いもの
を選ぶように心がけています。
こうした配慮は、
現在、政府が進める「地方創世」に
かなうセレクトにもなりますね。
ちょっとした心配りや、センスの良さをアピールする、
絶好のチャンスでもあります。
事前のリサーチが重要!
お茶も、種類はさまざまです。
彼女からの事前調査でわかった、
好みのお茶の種類や銘柄のものなどを選んで持参すると、
将来のお父様(義理の父)からは、
「おっ、この男は気が効くね」
となること請け合いです!
そして、お母様(義理の母)を味方につける事も大切です。
どんな家庭でも、やっぱり女性が実権を握っています。
ですので、お母様が喜んでくれる品物を選ぶ事も大切。
お茶に合う和菓子や、高級カステラなんかが、
良いんじゃないでしょうか?
どんな時も、演出過剰は嫌われますが、
誠意と敬意がこめられた贈り物は歓迎されるでしょう。
手土産にのしは必要なの?
「のし」はつけなくても可です。
「のし」は元々、「のしあわび(鮑)」がその起こり。
古来、めでたい贈り物にあわびを添えた、
というエピソードがあります。
のしは、「寿命が延びる」などという意味で、縁起物です。
現在はあわびの代用として紙が使われ、
慶事の贈り物に付けます。
紙となったのしは、普通であれば必要ありません。
しかし、
「少しでも丁寧にやりたい!」
「いい印象を付けたいっ!」
という気持ちが強いのでしたら、付けてもよいでしょう。
その場合には、「飾りのし」という、
主に結婚の贈り物に添えられるものにするのがマナー。
手土産は、のしを付けた場合は
特に梱包には気を使った方が良いでしょう。
その場合には、日本古来から伝わる風呂敷が最適です。
風呂敷の種類は、
落ち着きのある色と柄のものを選び、
それに包んでご両親宅を訪問しましょう。
どうしても風呂敷が用意できない場合には、
購入先で丁寧に包装してもらい、紙袋に入れて持参、
でも差し支えありません。
まとめ
結婚相手、妻となる女性の両親と初めて会う時には、
出来るだけ良い印象を付けたいものです。
それだけで、将来の付き合い方が変わってきます。
なんてったって、数十年は付き合わなければいけませんから(笑)
特にお父さんには、
喜んでもらえる手土産を持っていくだけで、
結婚を許してもらえる確率は高まるでしょう!
将来、長く可愛がってもらうためにも、
頑張ってくださいねっ!
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