中高生の頃は、制服を着て法事に出ていました。
でも、学生服を着なくなってからは、
私の親戚の間では、法事でも喪服を着ているので、
それにならっています。
そもそも法事は、喪服で出るのか?平服で出るのか?
もし平服で来るように言われたら、何を着て行けば良いのか?
迷ってしまいますよね~。。。
て事で今回は、法事の時の平服について調べてみました。
まずは女性編です!
喪服の種類は?
礼服は本来、冠婚葬祭すべてに着ていくことが出来る服です。
そして喪服は、一昔前までは、
結婚式などの慶事には着ていく事ができないものでした。
現在は、兼用されている方も増えてきているようですね。
ただ女性の服装の場合、結婚式や披露宴で着るワンピースは、
色が黒だったとしても、デザインが弔事には合いません。
私の妹は、慶事用と弔事用の洋服を分けています。
喪服には、
- 正喪服(正式喪服)
- 準喪服
- 略式喪服(略喪服)/略礼服
の3種類の格式があります。
急な弔問や通夜、三回忌以降の法事の場合は、
略式喪服(略礼服)でも問題ありません。
また、女性の略式喪服は、黒に限らず
濃いグレーや濃紺などの地味な色目。
布地は、無地に近い折柄やチェック、ストライプなどが
入っていても可。
インナーや小物は黒に統一し、白ブラウスの
着用は控えます。
袖なしや襟ぐりが大きいものなど、
露出が多いデザインも避けます。
フォーマルウェアが売られているお店で買えば、
問題なく揃うと思います。
平服で着てくださいと言われたら?
![法事の風景](https://ping-jing.com/wp-content/uploads/2015/06/20150614093209-2.jpg)
黒の礼服は、「ブラックフォーマル」と呼ばれます。
特殊な染め方によって、深い黒色に発色しています。
これをスーパーブラックと呼び、
普段着用しているカジュアルな洋服の黒色とは
異なる染色手法。
そのため、施主から、
「喪服は着てこないで」
と言われていたら、
喪服感が出ないように、気を付けて選んでください。
もともと七回忌以降は、マナーとしては平服でもかまいません。
ですので、七回忌以降であれば、
言われなくても、喪服で出席しない方が良いかと思います。
ただ、7回忌より前に、
「平服で来てください」
と言われた場合。
- 他に参列するかたに相談するか?
- 施主に略喪服で行っても良いか?
など、聞いてみてはいかがでしょうか。
黒、濃紺、濃いグレーなどの、地味な色のワンピースやスーツ。
アンサンブルに加えて、同素材・単品同士のコーディネイトや
パンツスタイルも可能です。
インナーも、白いブラウスやプレーンなブラウスを着用できます。
黒い靴、ストッキングは肌色も着用できますが、
できるだけ薄手の黒ストッキングを選び、
柄や模様の入ったものや、厚手のタイツは避けましょう。
厚手のタイツは、
真冬の東北地方のような極寒期や、
北海道のような極寒地では許されています。
ちなみにどの地域でも、夏でも生足は厳禁です。
身の回りの小物など
![真珠のネックレス](https://ping-jing.com/wp-content/uploads/2015/06/20150614093209-11.jpg)
冬のコートやジャケットの素材やデザインは、
毛皮や皮革製の殺生をイメージするものは、
着用してはいけません。
また、会場に入る前、自宅の場合には
玄関に入る前に脱ぐのがマナー。
バッグは無地で、飾りが付いていない控えめな印象の、
黒のフォーマルバックを用意しておいた方が良いでしょう。
金のチェーンなどの飾りが付いている場合は、
必ず取り外しておきます。
また、荷物がフォーマルバックに収まりきらない場合には、
A4サイズが入る黒一色の無地、素材はサテンなどの
サブバックを用意しておくと便利です。
靴は、黒一色のシンプルなパンプスがふさわしく、
ヒールが細くて高いものは、足音が響くため控えます。
夏でも、サンダルやミュールなど、
つま先が出るものもNGです。
冬は、厳寒期や厳寒地の法事に参列する場合、
ブーツを履く場合もあります。
その場合は、履き替え用の黒い靴を持参し、
会場に着く直前に、履き替えるようにしてください。
鞄や靴の素材は、動物の皮と分かるものは、
殺生に繋がるため、ふさわしくありません。
アクセサリーは、結婚指輪以外つけないほうが無難。
ですが、もし付けるのであれば、
- ヘアアクセサリーは黒一色で控えめなもの
- パールやオニキスなどの一連タイプのもの
- ピアスやイヤリングも石のみのシンプルなもの
など、出来るだけ目立たない物にします。
腕時計は、華美な金色のものや、
銀色などの光るものは、着用しないようにしましょう。
必要であればバッグに入れておくか、
シンプルなデザインのものを、着けておくことをお勧めします。
また、ネイルアートが落とせなかった場合は、
シンプルな礼装用の黒手袋が重宝しますよ。
扇子やマフラーは黒。
黒が無い場合は、落ち着いた色合いのものにします。
ハンカチは白、あるいはグレー、黒一色で、
装飾がないシンプルな物。
また、食事のお手伝いを頼まれても良いように、
エプロンを用意されると良いでしょう。
法事の場合は、黒でなくても、
地味な色合いのシンプルなエプロンでかまいません。
フォーマルウェアを扱っているお店では、
法事専用のエプロンが売られています。
もし迷った時には、法事専用エプロンを検討してみて下さいね。
ちなみに、わたしの親戚の葬儀や法事では、
白のエプロンをしている人が多かったです。
その他、香典袋を包む「ふくさ」や「数珠」も、
用意されるとよいでしょう。
どんなメイクなら大丈夫?
最後に、法事でも葬儀同様に、
ノーメイクは避け、控えめな化粧を施した方が良いでしょう。
特に目につく口元は、
赤やローズ系の濃い口紅は避け、
マットな色(つや消し)を選ぶようにするなどしてください。
まとめ
![数珠と仏事](https://ping-jing.com/wp-content/uploads/2015/06/201506140932091.jpg)
いかがでしょうか?
色々な決まりがあるように見えますが、
意外と一般常識の範囲内だと感じたんじゃないかと思います。
一から色々と揃えるとなると、
けっこうお金もかかって大変。
ですが一度、定番の物を揃えてしまえば、
一生使える物もたくさんあります。
法事以外にも、色々なシーンでも役に立つので、
タイミングが合えば、
頑張って揃えてみて下さい。
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