冬になると猛威を振るう、ノロウィルス。
普通の食中毒よりも、症状はかなり重く出ることが多い。
お子さんや高齢者は、特に注意が必要ですね。
今回は、そんなこわ〜いノロウイルスのお話です。
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ノロウイルスの消毒にはハイターが効果的!
多数の遺伝子型が存在し、
2015年、新たな型のウイルスが発見されました。
健康な成人男性なら、1~2日ほどで終わります。
後遺症が残ることもありません。
ですが、下痢だけでなく、
激しい嘔吐を引き起こします。
看病をした人が、
吐しゃ物などを介して二次感染するケースが多く、
消毒などの適切な処理が必要です。
ノロウイルスの潜伏期間は、
24時間〜48時間といわれています。
このウイルスおそろしい点は、
体内に侵入するウイルスの数が100以下という、
非常に少ない数でも感染してしまうこと。
感染時は100個以下だったのが、
約1日の潜伏期間を過ぎて、その症状が現れる頃には、
- 吐しゃ物の中には1万~10万個/g
- 便の中には約10億個/g
という、膨大な数に増えてしまいます。
最短で、24時間ほどの潜伏期間で急増殖します。
体外では増殖できないので、
感染者と接触して48時間経過しても何もなければ、
ほぼセーフ。
ただし、菌は非常にタフで、アルコールに強く、
乾燥、水中、酸にも負けません。
そこで、登場するのが次亜塩素酸ナトリウム。
水道水やプールの消毒で使われています。
ご家庭ではハイタ―の名前で浸透していますね。
でも、急な発病の場合には、
買いに行ったり、取り寄せたりする時間が無い!
なんて場合もあります。
そんな時は、ハイタ―を代用する事もできますよ。
ただし注意点!
短期間に大量摂取すると、
人体への悪影響がある成分ですので、
十分注意してください。
嘔吐物、便などが付着した床や衣類やトイレなどの場合
濃度1000ppm(0.1%)の消毒液で、
消毒してください。
500mlの空のペットボトルに、
キャップ2杯分の塩素系漂白剤を入れます。
漏斗(ろうと)やスポイトなどを使うと、
こぼさずに作れます。
その中に水を加えて全体を500mlにして完成です。
おもちゃ、調理器具、直接手で触れる物などの場合
濃度200ppm(0.02%)の消毒液で消毒します。
2Lの空のペットボトルに、
キャップ2杯分の塩素系漂白剤を入れます。
そこに水を加えて全体量を2Lにして完成です。
(上記と同じように)
時間が経過すれば、少しずつ効果が減少します。
ですので、面倒でも
なるべく一回一回作る方が、消毒の効果が高いです。
処理するときには、
必ず使い捨てのビニールの手袋や、
捨てられる雑巾やペーパーを使用しましょう。
メガネやゴーグル、マスクをお使いください。
11月から2月にかけて、
流行しやすいとされるノロウィルス!
普段から、うがい手洗いを行い、
体調管理に十分注意していたいですね。
ノロウイルス感染したら?
食品も、なるべく加熱したものを食べましょう。
どれだけ注意していても、二次感染してしまったら、
速やかに医療機関を受診してください。
個人差が有りますが、3日~4日ほどもすれば、
症状はかなり落ち着くでしょう。
症状が落ち着いてきた後の食事は、
消化の良いものから開始してください。
消化器官がダメージを受けていますので、
刺激物を避け優しい食べ物から摂りはじめましょう。
乳製品、柑橘類は普段体に良いとされますが、
この時は逆に避けた方が良いでしょう。
消化が悪く、吐き気が戻ってしまう事もあります。
おかゆや、お味噌汁のうわずみ、経口補水液、
ジャガイモやカボチャの裏ごしなど、
赤ちゃんの離乳食のような物から、始めてくださいね。
冷たすぎるもの、熱すぎるもの、味の濃いもの、
油ものは避けましょう。
まとめ
インフルエンザも怖いですが、ノロも怖いですね。
日々の消毒などで、しっかりと予防。
そして普段から、
感染しない丈夫な身体をつくっておくように、
意識して生活していきましょう。
人が多い場所に外出しないことも、
ノロウイルス対策には効果的ですよ。
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